line-height

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.

line-heightCSS のプロパティで、行ボックスの高さを設定します。これは主にテキストの行間を設定するために使用します。ブロックレベル要素では、要素に含まれる行ボックスの最小の高さを指定します。非置換インライン要素では、行ボックスの高さの計算に使われる高さを指定します。

試してみましょう

構文

css
/* キーワード値 */
line-height: normal;

/* 単位のない値: この値を要素のフォントサイズに
掛けたものを使用する */
line-height: 3.5;

/* <length> 値 */
line-height: 3em;

/* <percentage> 値 */
line-height: 34%;

/* グローバル値 */
line-height: inherit;
line-height: initial;
line-height: revert;
line-height: unset;

line-height プロパティは以下のうちの一つで指定します。

  • 一つの <number>
  • 一つの <length>
  • 一つの <percentage>
  • キーワード normal

normal

ユーザーエージェントに依存します。デスクトップブラウザー (Firefox を含む) は 要素の font-family によって決まる、おおよそ 1.2 という既定値を使います。

<number> (単位なし)

使用値は、この単位のない <number> に要素のフォントサイズを掛けたものになります。計算値は、指定された <number> と同じです。ほとんどの場合、継承時の予期しない結果を避けるために、これが line-height を設定する好ましい方法です

<length>

行ボックスの高さの計算に、指定した <length> が使われます。em の単位で値が与えられると予期しない結果をになることがあります (下記の例を参照してください)。

<percentage>

要素自身のフォントサイズに対する相対値です。計算値はこの <percentage> に要素のフォントサイズの計算値を掛けたものです。パーセント値は予期しない結果を生む可能性があります (下記の第 2 の例を参照してください)。

-moz-block-height Non-standard

行の高さを現在のブロックのコンテンツの高さにします。

アクセシビリティの考慮

主要な段落コンテンツでは、 line-height の値が 1.5 以上になるようにしてください。これは弱視の人や、認知障碍を負った人に有用です。ページがテキストの寸法が大きくなるように拡大した場合、単位なしの値を使用すれば行の高さも同じ割合で拡大します。

W3C Understanding WCAG 2.1

公式定義

初期値normal
適用対象すべての要素。 ::first-letterおよび::first-line にも適用されます。
継承あり
パーセント値要素自身のフォントサイズに対する相対値
計算値パーセンテージか length を指定すると絶対的な値、それ以外は指定通り
アニメーションの種類数値または長さ

形式文法

line-height = 
normal |
<number [0,∞]> |
<length-percentage [0,∞]>

<length-percentage> =
<length> |
<percentage>

基本的な例

css
/* 以下のルールの結果はすべて、同じ line height です */

div {
  line-height: 1.2;
  font-size: 10pt;
} /* 数値/単位なし */
div {
  line-height: 1.2em;
  font-size: 10pt;
} /* 長さ */
div {
  line-height: 120%;
  font-size: 10pt;
} /* パーセント値 */
div {
  font:
    10pt/1.2 Georgia,
    "Bitstream Charter",
    serif;
} /* 一括指定 */

line-height を設定するには、上記の font 一括指定プロパティがより便利なことが多いのですが、この場合は同時に font-family プロパティも指定しなければなりません。

line-height の値は単位なしの数値が好ましい

以下の例は、<number> を使用したほうが <length> よりも好ましい理由を示しています。 2 つの <div> 要素を使用しています。最初のものには緑色の境界があり、単位なしの line-height の値を使用しています。2 番目には赤色の境界があり、 line-height の値を em で定義して使用しています。

HTML

html
<div class="box green">
  <h1>予期しない結果を避けるために、単位なしの line-height を使いましょう。</h1>
  length と percentage で line-height を指定すると、継承動作がうまくいきません。
  ...
</div>

<div class="box red">
  <h1>予期しない結果を避けるために、単位なしの line-height を使いましょう。</h1>
  length と percentage で line-height を指定すると、継承動作がうまくいきません。
  ...
</div>

<!-- 1 つ目の <h1> の line-height はそれ自身のフォントサイズから計算されます   (30px × 1.1) = 33px  -->
<!-- 2 つ目の <h1> の line-height は red div のフォントサイズから計算されます  (15px × 1.1) = 16.5px  おそらく、望む結果ではないでしょう -->

CSS

css
.green {
  line-height: 1.1;
  border: solid limegreen;
}

.red {
  line-height: 1.1em;
  border: solid red;
}

h1 {
  font-size: 30px;
}

.box {
  width: 18em;
  display: inline-block;
  vertical-align: top;
  font-size: 15px;
}

結果

仕様書

Specification
CSS Inline Layout Module Level 3
# line-height-property

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報