Prefetch (先読み)
先読み (Prefetching) は、近い将来ユーザーが移動する可能性のあるページに対して、バックグラウンドで文書やサブリソースを投機的に取得するということです。 これによって、ユーザーが先読みされたページを選んだ場合、そのページの読み込む時間を大幅に短縮することができます。 先読みは、例えば、 "Next" ボタンでリンクされたページやそのサブリソース、ユーザーが当てたリンクのポップアップ、検索結果などを取得するために使用する可能性があります。
リソースの先読み
リソースの先読みは、それが将来のナビゲーションで必要になる可能性の高さに基づいて行うべきです。ブラウザーは、アドレスバーの現在の URL のようないくつかのリソースについて、これを自動的に推測することができます。
これは <link rel="prefetch">
を使用して行う言ことができます(投機ルール API はナビゲーションのための文書の先読みだけを処理します)。
<link rel="prefetch" href="next.html" />
文書の先読み
開発者はさまざまな方法で、先読みすべきナビゲーションのヒントをブラウザーに提供することができます。
<link rel="prefetch" href="next.html" />
投機ルール API の先読みの場合:
<script type="speculationrules">
{
"prefetch": [
{
"source": "list",
"urls": ["next.html"]
}
]
}
</script>
投機ルール API は、ナビゲーションのための文書の先読みを <link rel="prefetch">
よりもうまく扱います。前者はそのために特別に設計されたのに対して、後者は多くの制限があります。詳細は <link rel="prefetch">
を参照してください。
DNS 先読み
DNS 先読みは、事前にドメイン名を解決し、リクエスト時のドメイン検索にかかる時間を短縮することで、読み込む時間を短縮します。
<link rel="dns-prefetch" href="https://example.com/" />