オプションページ
オプションページでは、ユーザーから変更できるような拡張機能の設定画面を定義することができます。ユーザーはアドオンマネージャーを通じて、アドオンのオプションページにアクセスすることができます。
このページにユーザーがアクセスする方法や、ブラウザー UI との連携については各ブラウザーによって異なります。
このページは、プログラムから runtime.openOptionsPage()
を呼び出して開くこともできます。
オプションページにはコンテンツセキュリティポリシーがあり、リソースの読み込み元のソースを制限したり、 eval()
のような安全でない行為を禁止したりすることができます。詳細はコンテンツセキュリティポリシーを参照してください。
オプションページの設定
オプションページを作成するには、ページを定義する HTML を書きます。このページは通常のページと同様に、 CSS と JavaScript ファイルを入れることができます。このページは、 favourite-color の例から取ってきていて、 JavaScript ファイルが含まれています。
<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8" />
</head>
<body>
<form>
<label>Favorite color</label>
<input type="text" id="color" />
<button type="submit">Save</button>
</form>
<script src="options.js"></script>
</body>
</html>
このページ内で動く JavaScript は、すべての WebExtension API のうち、アドオンが権限を持っているものを使用することができます。特に、設定を保管する storage
API が利用できます。
ページファイルを拡張機能の中にパッケージします。
options_ui
キーを manifest.json に書く必要もあります。これがページの URL を指定します。
"options_ui": {
"page": "options.html",
"browser_style": true
},
メモ: Google Chrome と Opera は chrome_style
を browser_style
の代わりに使用しますので、これらに対応する場合は、両方のキーを追加する必要があります。
options_ui
ページでオプションページと背景やコンテンツスクリプトの共有オプションを参照してください。
オプションコンテンツのデザイン
Firefox のスタイルにマッチするオプションコンテンツをデザインする方法は Photon Design System およびブラウザースタイルの文書を参照してください。
例
GitHub の webextensions-examples リポジトリーでは、オプションページを機能を実装している favourite-color の例があります。