ScriptProcessorNode
非推奨: この機能は非推奨になりました。まだ対応しているブラウザーがあるかもしれませんが、すでに関連するウェブ標準から削除されているか、削除の手続き中であるか、互換性のためだけに残されている可能性があります。使用を避け、できれば既存のコードは更新してください。このページの下部にある互換性一覧表を見て判断してください。この機能は突然動作しなくなる可能性があることに注意してください。
ScriptProcessorNode
インターフェイスは、JavaScript を使って音声を生成、処理、または分析することを可能にします。
メモ: この機能は AudioWorklets と AudioWorkletNode
インターフェイスに置き換えられました。
ScriptProcessorNode
インターフェイスは AudioNode
音声処理モジュールであり、入力音声データを含む 2 つのバッファーと処理後の出力音声データを含む 1 つのバッファーにリンクされています。入力バッファーに新しいデータが入るたびに AudioProcessingEvent
インターフェイスを実装したイベントがオブジェクトに送られ、出力バッファーがデータでいっぱいになるとイベントハンドラーは終了します。
入力バッファーと出力バッファーのサイズは BaseAudioContext.createScriptProcessor
メソッドが呼び出されたときの作成時に定義します(どちらも BaseAudioContext.createScriptProcessor
の bufferSize
引数で定義されます)。バッファーサイズは 256
から 16384
までの 2 の累乗、つまり 256
、512
、1024
、2048
、4096
、8192
、16384
のいずれかでなければなりません。小さい数値のほうが遅延を低減させますが、音声の途切れやグリッチを避けるために大きな値が必要な場合もあります。
もしバッファーサイズが定義されていない場合、これが推奨ですが、ブラウザーは経験則的に適切と思われるものを選びます。
入力数 | 1 |
---|---|
出力数 | 1 |
チャンネルカウントモード | "max" |
チャンネルカウント | 2 (既定のカウントモードで使用しない) |
チャンネルの解釈 | "speakers" |
インスタンスプロパティ
親である AudioNode
から継承したプロパティがあります。
ScriptProcessorNode.bufferSize
読取専用 非推奨-
入力と出力の両方のバッファーサイズを表す整数を返します。この値は、
256
から16384
までの範囲の 2 のべき乗の値です。
インスタンスメソッド
固有のメソッドはありません。親である AudioNode
から継承したプロパティがあります。
イベント
これらのイベントは addEventListener()
を使って、あるいはこのインターフェイスの onイベント名
プロパティにイベントリスナーを割り当てることで待ち受けます。
audioprocess
非推奨-
ScriptProcessorNode
の入力バッファーが処理可能な状態になったときに発行されます。 また、onaudioprocess
イベントハンドラープロパティでも利用可能です。
例
コード例については BaseAudioContext.createScriptProcessor()
を参照してください。
仕様書
2014 年 8 月 29 日のウェブオーディオ API 仕様書の公開以降、この機能は非推奨となりました。標準化される予定はなくなりました。
AudioWorklets と AudioWorkletNode
インターフェイスに置き換えられました。
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser