ConstantSourceNode

ConstantSourceNode()

新しい ConstantSourceNode インスタンスを作成して返します。オプションとして、オブジェクトのプロパティの初期値を確立するためのオブジェクトを指定します。別の方法として、BaseAudioContext.createConstantSource() ファクトリーメソッドを使用することができます。AudioNode の作成を参照してください。

親インターフェイスである AudioScheduledSourceNode からプロパティを継承しており、さらに以下のプロパティがあります。

offset

このソースが連続的に出力する値を指定する AudioParam。既定値では 1.0 です。

親インターフェイスである AudioScheduledSourceNode からイベントを継承しています。

ended

ConstantSourceNode データの再生が停止するたびに発生します。

親インターフェイスである AudioScheduledSourceNode からメソッドを継承しています。

start()

正確な時刻に音を再生するようにスケジュールします。

stop()

正確な時刻に音を再生停止するようスケジュールします。

ConstantSourceNode での複数の引数の制御の記事では、 ConstantSourceNode を作成して 1 つのスライダーコントロールで 2 つの GainNode のゲインを変更できるようにしています。 3 つのノードはこのように設定されています。

gainNode2 = context.createGain();
gainNode3 = context.createGain();
gainNode2.gain.value = gainNode3.gain.value = 0.5;
volumeSliderControl.value = gainNode2.gain.value;

constantNode = context.createConstantSource();
constantNode.connect(gainNode2.gain);
constantNode.connect(gainNode3.gain);
constantNode.start();

gainNode2.connect(context.destination);
gainNode3.connect(context.destination);

このコードでは、まずゲインノードを作成し、それらとその値を調整するボリュームコントロールをすべて 0.5 に設定します。次に AudioContext.createConstantSource() を呼び出して ConstantSourceNode を作成し、 2 つのゲインノードのそれぞれのゲイン引数を ConstantSourceNode に接続します。定電位ソースの start() メソッドを呼び出して定電位ソースを開始した後です。最後に、 2 つのゲインノードは音声出力先（通常はスピーカーまたはヘッドフォン）に接続されます。

これで constantNode.offset の値が変わるたびに、 gainNode2 と gainNode3 のゲインは同じ値になるように変化します。

この例を実際に見るには、また、これらのスニペットから派生したコードの残りを読むには、 ConstantSourceNode での複数の引数の制御 を参照してください。

• ウェブオーディオ API の使用
• AudioScheduledSourceNode
• AudioNode