EvalError

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.

EvalError オブジェクトは、グローバルの eval() 関数に関するエラーを示します。この例外はもう JavaScript からは発生しなくなっていますが、互換性のために EvalError オブジェクトが残っています。

コンストラクター

EvalError()

新しい EvalError オブジェクトを生成します。

インスタンスプロパティ

EvalError.prototype.message

エラーメッセージです。 ECMA-262 において EvalError は自身の message プロパティを提供するべきとされていますが、 SpiderMonkey では Error.prototype.message を継承しています。

EvalError.prototype.name

エラー名です。 Error から継承しています。

EvalError.prototype.fileName

このエラーが発生したファイルのパスです。 Error から継承しています。

EvalError.prototype.lineNumber

このエラーが発生したファイル内の行番号です。 Error から継承しています。

EvalError.prototype.columnNumber

このエラーが発生した行内の桁番号です。 Error から継承しています。

EvalError.prototype.stack

スタックトレースです。 Error から継承しています。

EvalError は現在の ECMAScript 仕様書では使われておらず、このためランタイムからも投げられません。しかしオブジェクト自体は、以前の仕様書との後方互換性のために残っています。

EvalError の生成

js
try {
  throw new EvalError("Hello", "someFile.js", 10);
} catch (e) {
  console.log(e instanceof EvalError); // true
  console.log(e.message); // "Hello"
  console.log(e.name); // "EvalError"
  console.log(e.fileName); // "someFile.js"
  console.log(e.lineNumber); // 10
  console.log(e.columnNumber); // 0
  console.log(e.stack); // "@Scratchpad/2:2:9\n"
}

仕様書

Specification
ECMAScript Language Specification
# sec-native-error-types-used-in-this-standard-evalerror

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報