ValidityState.patternMismatch

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This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since December 2018.

patternMismatchValidityState オブジェクトの読み取り専用プロパティで、 <input> 要素の値がユーザーによって編集された後で、その要素の pattern 属性で設定された制約に適合するかどうかを示します。

patternMismatch プロパティは、以下の条件がすべて真である場合にのみ、true となります。

  • そのフィールドが pattern 属性に対応している場合 — つまり、 <input>typetext, tel, email, url, password, search のいずれかであった場合
  • pattern 属性の値が有効な正規表現に設定されていた場合
  • <input> 値が pattern の値で設定された制約に適合していない場合

以下のものがあったとします。

html
<p>
  <label
    >電話番号を (123)456-7890 の形で入力してください (<input
      name="tel1"
      type="tel"
      pattern="[0-9]{3}"
      placeholder="###"
      aria-label="3 桁の市外局番"
      size="2" />)-
    <input
      name="tel2"
      type="tel"
      pattern="[0-9]{3}"
      placeholder="###"
      aria-label="3 桁の市内局番"
      size="2" />
    -
    <input
      name="tel3"
      type="tel"
      pattern="[0-9]{4}"
      placeholder="####"
      aria-label="4 桁の加入者番号"
      size="3" />
  </label>
</p>

ここでは、北米の電話番号のための 3 つの部分があり、電話番号の 3 つの構成要素すべてを包含する暗黙のラベルが、それぞれ 3 桁、3 桁、4 桁を期待しています。それぞれが pattern 属性によってそのように定義されています。

値が長すぎたり短すぎたり、数字ではない文字が含まれていたりすると、 patternMismatch が true になります。 true の場合、要素は CSS の :invalid 擬似クラスに一致します。

css
input:invalid {
  border: red solid 3px;
}

この場合、値の長さを決定するのはパターンであるため、値が長すぎたり短すぎたりした場合に発生するのは patternMismatch であり、 validityState.tooLongvalidityState.tooShort ではないことに注意してください。代わりに minlengthmaxlength 属性を使用していたら、 validityState.tooLong または validityState.tooShort が true になるかもしれません。

メモ: pattern 属性がない場合、 email 入力型は、少なくとも x@y に一致する必要があり、 url 型は、少なくとも x: に一致する必要があります。無効な場合、pattern 属性がない場合(またはその入力型で pattern 属性が無効な場合)は validityState.typeMismatch が true になります。

仕様書

Specification
HTML Standard
# dom-validitystate-patternmismatch

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報