HTMLInputElement: selectionDirection プロパティ
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.
selectionDirection
は HTMLInputElement
インターフェイスのプロパティで、ユーザーがテキストを選択する方向を示す文字列です。
値
文字列です。以下の値のいずれかを取ります。
forward
-
ユーザーは入力テキストの末尾に向かって選択範囲を広げています。
backward
-
ユーザーは入力テキストの先頭に向かって選択範囲を広げています。
none
-
ユーザーは選択範囲を拡張していません。
メモ: Windows では、方向は選択範囲に対するキャレットの相対位置を示します。 "forward" 選択ではキャレットは選択範囲の終わりにあり、 "backward" 選択ではキャレットは選択範囲の始めにあります。 Windows には "none" の方向はありません。
メモ: Mac では、 方向はユーザーが Shift キー修飾つきの矢印キーを使用して選択範囲の大きさを変更したときに、 選択範囲のどの終わりが影響を受けるかを示します。 "forward" 方向は選択範囲の終わりが変更されることを意味し、 "backward" 方向は選択範囲の始めが変更されることを意味します。 "none" 方向は Mac の既定で、まだ具体的な方向が選択されていないことを示します。ユーザーは最初に選択範囲を調整するときに、どの方向の矢印キーを用いたかに基づいて暗黙のうちに方向を設定します。
例
HTML
<label for="selectionDirection">selectionDirection property</label>
<input type="text" id="selectionDirection" value="MDN" />
<p id="direction"></p>
JavaScript
const textSelectionDirection = document.querySelector("#selectionDirection");
const pConsole = document.querySelector("#direction");
pConsole.textContent =
"Selection direction : " + textSelectionDirection.selectionDirection;
結果
仕様書
Specification |
---|
HTML Standard # dom-textarea/input-selectiondirection-dev |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser