TouchList
TouchList
インターフェイスは、タッチ面上の接触点のリストを表します。例えば、ユーザーがタッチ面(画面やトラックパッドなど)を 3 本指で操作している場合、対応する TouchList
オブジェクトは 1 本の指あたり 1 つの Touch
オブジェクトを持ち、全部で 3 項目になります。
このインターフェイスは変更不可能なリストを作成しようとしたもので、すでに使用しているコードを壊さないために対応しているだけです。現代の API では、JavaScript の配列をベースにした型でリストを表現しています。このことにより、配列のメソッドの多くを利用可能にし、同時にその使用方法に追加の意味づけをすることができます (例えば、アイテムを読み取り専用にする)。
この歴史的な理由は、開発者が TouchList
を避けるべきということではありません。開発者は TouchList
のオブジェクトをを自分で作成するのではなく、TouchEvent.targetTouches
などの API から取得するでしょう。そして、これらの API は非推奨になっていません。ただし、本物の配列との意味論的な違いには注意するべきです。
インスタンスプロパティ
TouchList.length
読取専用-
TouchList
中のTouch
オブジェクトの個数です。
インスタンスメソッド
TouchList.item()
-
リスト内の指定した位置の
Touch
オブジェクトを返します。
例
タッチイベントのメイン記事にある例をご覧ください。
仕様書
Specification |
---|
Touch Events # touchlist-interface |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser