Performance: getEntriesByType() メソッド
getEntriesByType()
メソッドは、現在パフォーマンスタイムラインにある、指定された型の PerformanceEntry
オブジェクトの配列を返します。
特定の名前のパフォーマンス項目に関心がある場合は、 getEntriesByName()
を参照してください。すべてのパフォーマンス項目の場合は、 getEntries()
を参照してください。
メモ: このメソッドは新しいパフォーマンス項目を通知しません。このメソッドを呼び出した時点でパフォーマンスタイムラインに存在している項目のみを取得します。
利用できるようになった項目の通知を受け取るには、 PerformanceObserver
を使用してください。
以下の項目型はこのメソッドではまったく対応しておらず、これらの型の項目が存在したとしても返されません。
"element"
(PerformanceElementTiming
)"event"
(PerformanceEventTiming
)"largest-contentful-paint"
(LargestContentfulPaint
)"layout-shift"
(LayoutShift
)"longtask"
(PerformanceLongTaskTiming
)
これらの型の項目にアクセスするには、代わりに PerformanceObserver
を使用する必要があります。
構文
getEntriesByType(type)
引数
type
-
取得する項目の型。 "
mark
" など。有効な項目型はPerformanceEntry.entryType
に掲載されています。対応しているentryTypes
は、静的プロパティPerformanceObserver.supportedEntryTypes
を使用して取得することができます。
返値
指定された type
を持つ PerformanceEntry
オブジェクトの配列 (Array
) です。
要素は項目の startTime
に基づいて時系列に並びます。指定された基準を満たすオブジェクトがない場合は、空のリストが返されます。
例
リソース項目をログ出力
次の例は"resource
"という項目型を持つすべての項目をログ出力します。
const resources = performance.getEntriesByType("resource");
resources.forEach((entry) => {
console.log(`${entry.name}'s startTime: ${entry.startTime}`);
});
仕様書
Specification |
---|
Performance Timeline # dom-performance-getentriesbytype |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser